サツキの思考垂れ流し

気付いたら7年もMinecraftやってた人間のブログです

目的なくつらつら書きます

映画「メルカリで落としただけなのに」(AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8D購入レポート)

たまにちょっとずつ加筆するような無計画な記事にしていきたい(廃墟にはしたくないけど)

まず何枚か写真を撮った感想としては、「かなり、満足!」です。焦点距離105mmの使いやすさ(同時に、使いにくさ)は楽しいものであり、写真の写りにとにかく満足。

初めてのAI AFレンズ

ニコンFマウントのレンズのうち、ニコンの一般的なデジタル一眼レフカメラで使用できるものは大雑把に分けると①Ai(-S)レンズ②AI AFレンズ③AF-Sレンズ④AF-Pレンズがあり、これらは古い順番に並べました。ここ最近はAi-Sレンズに狂っており、気になってはいたもののAI AFレンズは買う予定がありませんでした。しかし、なぜか買ってしまって、手元にあります。自分への誕生日プレゼントであると考えるとかなり正当化できそうです。

AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8D

今回購入したAI AF Micro Nikkor 105mm F2.8Dは先ほどのAI AFレンズの一つであり、オートフォーカスのマイクロニッコールです。前にいくらか写真を載せたAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDは「ナノクリスタルコート」により強力な逆光耐性を持っていたが、背景ボケの汚さがどうも気に入らず手放してしまった。(ちなみにこのボケに関して、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDでも同じ様子です(ネット上の作例を見かけました。)最新レンズは手が出せないですが、ZMC105Sは素晴らしい出来だと主張する記事をいくつか見かけました。)

で、AI AF世代のマイクロニッコールはどんな描写をするのか気になったのでこの記事に作例をいくらか掲載すると同時に検証していきたいと思う。また、AI AFレンズのオートフォーカスを起動するのはちょっと儀式が必要なのでそれについては後日加筆もしくは別の記事に書く。(↓追記)

追記(AFについて)

AI AFタイプのレンズを買うのは初めてだったので、カメラに装着したときにどうやって使うかとても戸惑った。AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8Dの使用に関して、AF/MFの切り替えに関するスイッチがカメラ側にもレンズ側にもある。AI AFタイプのレンズのオートフォーカスは、カメラ本体のレンズマウントにある回転子(凸)をレンズ側の受け(凹)にかみ合わせて駆動するであるから、その回転子(凸)を使わないときに収納しておくためだ。レンズ側にはスイッチではなく、AF/MF切り替えリングがある。(ちょっと固くて回しにくい...) AFを使いたい際はカメラ側・レンズ側両方のスイッチをAF側に切り替える必要があるが、困ったことに、そのどちらを切り替えてもAFは動かない。少しコツがいるのである。スイッチを切り替える前に手動でレンズのピント面を無限遠ではない位置に動かしておけば、AFが動作する。たぶん、無限遠のままだとAF動作の回転子がうまくかみ合わないのだと思う。

まとめると、AF使うときは手動で無限遠からズラしておこうね、ということ。

 

って書いたんですけど、このレンズもう一本買ったらそっちは無限遠からAF動作しました。すまん

 

ちなみに、AF-Sタイプのレンズはレンズ内にモーター(超音波モーター)が搭載されており、カメラ側からのモーター駆動は必要ない。(AF-Pタイプならステッピングモーターという凄いのが付いている)

AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8D

このレンズは先代のAi Micro Nikkor 105mm f/2.8Sから大きく設計変更されている。理由は単純で、マクロ領域までのヘリコイドの繰り出しに、機構に関する難易度の高さから根本的な変更が必要だったからだ。大きく設計が変わった中で、センサー側に3枚のテレコンレンズが配置されているところに懸念点を感じる。AF化するにあたり仕方無い選択であったのだろうが、テレコンを挟むということは単純に収差が大きくなることを意味するからだ。実際、絞り解放での金属の照り返しの周りに出るパープルフリンジはそこそこ豪快であった。しかしそのパープルフリンジもピント面では十分抑えられていて、ピント面より手前側ではその影響は大きく見られた。

以下に作例を追加していく。

f/4

f/4まで絞ればパープルフリンジは目立たない。

解放

解放。ピッタリピントを合わせた状態

解放。1mほど後ろにピントを合わせた状態

二枚目の日光の反射の周りにパープルフリンジが出ている。一枚目にはほとんど出ていない、しかし緑のフリンジは見える。

解放。後ろのボケきれいで良い

解放。

まとめ(総評)

・写りヨシ!

・AF精度ヨシ、しかし速くはなく、動作音は電動工具みたいに大きく、AF起動に儀式が必要。

・ボケヨシ、今のところ目につく汚いボケは無い。

・注意 :レンズマウントにAF駆動用のモーターが無いモデル(D5000シリーズなど)ではAF使えないよ!